top of page

本フォーラムの鳥越けい子教授が翻訳に携わったR.M.シェーファー著『新装版 世界の調律』が出版されました!


長年入手できなかったR.M.シェーファー著『世界の調律』の邦訳書が、年明けに「新装版:平凡社ライブラリー」として出版されました。


巻末の「訳者あとがき」には、サウンドスケープ思想には「人新世/anthropocene」に通じるものがあり「時代がようやく追いついてきた!」という、私の実感を記しましたので、本書を手に取っていただけると嬉しいです。


同書には、最初の邦訳書(1986)、平凡社ライブラリー(2006)に書いた2つのあとがきも掲載されていますので、それら3つを読み比べてみるのも、また一興かと思います。



鳥越けい子(青山学院大学総合文化政策学部・教授)



Recent Posts

See All

「環境問題を考える手がかりは文学にある。ソロー、石牟礼道子、梨木香歩、アレクシエーヴィチ、カズオ・イシグロらの作品に、環境をめぐる文学研究=エコクリティシズムの手法で分け入ろう。人間に宿る野性、都市と絡みあう自然、惑星を隅々まで学習するAI──地球と向き合う想像力を掘り起こし、未来を切り開く実践の書。」 ​ 詳しくはこちら https://www.iwanami.co.jp/book/b63151

「故郷の池の精霊たち:カワウソ、オオカミ、そして…」 Saturday, 13 May 2023, 10-11:30 AM JST TORIGOE Keiko (Professor, Soundscape Studies and Design, AGU) 故郷の池(武蔵野三大湧水池のひとつである善福寺池)とその周辺の土地に棲まう精霊たちとの出会いや再会についての報告。報告者は先ず、専門とするサウン

「ともに生きるための文学史へ―― 石牟礼道子、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、森崎和江、柳美里……「聞き書き」の政治学がここにある。人びとの身体が放つ声とことばに耳を澄ませ、人文学のあり方を再発明する。」 ​ 詳しくはこちら http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3825

bottom of page