長年入手できなかったR.M.シェーファー著『世界の調律』の邦訳書が、年明けに「新装版:平凡社ライブラリー」として出版されました。
巻末の「訳者あとがき」には、サウンドスケープ思想には「人新世/anthropocene」に通じるものがあり「時代がようやく追いついてきた!」という、私の実感を記しましたので、本書を手に取っていただけると嬉しいです。
同書には、最初の邦訳書(1986)、平凡社ライブラリー(2006)に書いた2つのあとがきも掲載されていますので、それら3つを読み比べてみるのも、また一興かと思います。
鳥越けい子(青山学院大学総合文化政策学部・教授)
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