top of page

Works-in-Progress: "Spirits in My Home Pond: Otters, Wolves and…"

「故郷の池の精霊たち:カワウソ、オオカミ、そして…」

Saturday, 13 May 2023, 10-11:30 AM JST

TORIGOE Keiko (Professor, Soundscape Studies and Design, AGU)



故郷の池(武蔵野三大湧水池のひとつである善福寺池)とその周辺の土地に棲まう精霊たちとの出会いや再会についての報告。報告者は先ず、専門とするサウンドスケープの考え方が基本とするのが「主体と場所」であることを踏まえ、故郷の池を「いつかは向き合うべき場所」として位置づけた。次に、2000年からの自邸(風聴亭)での暮らしや、2010年から現在に至るまで継続している「池の畔の遊歩音楽会」と関連する諸活動のなかで、故郷の土地との対話が深まっていった過程を解説した。そうしたなかで、池の「河童伝説」の正体がかつてその池に生息していたカワウソであると考えるようになったこと。地域でよく目にする護符に記されているオイヌさまは、絶滅したオオカミであること。さらに、自邸すぐそばに位置する大和市神社の御神体が、約100年前にその祠を建てた人の息子が銃で撃ったオオワシであるという証言をもとに、身近な動物が精霊や神として故郷の土地を護ってもらっているという実感を語った。

Recent Posts

See All

鼎談「環境人文学の冒険」が開催されました。

三大学院単位互換制度に基づく〈環境人文学プログラム〉の設置に先立ち、2023年12月22日(金) に青山学院大学にて奥野克巳(立教大学教授)、管啓次郎(詩人・明治大学教授)、結城正美(青山学院大学教授)による鼎談「環境人文学の冒険」が開催されました。 環境人文学とは、何か。蜘蛛の巣がきのように、分野や大学の垣根を越えて知を紡いでいくこと。3人の研究者がそれぞれの立場から熱く語りました。 この鼎談を

本フォーラムメンバー鳥越けい子教授の最終講義「サウンドスケープ―越境から融合へ」が行われます。

日時:2024年3月8日(金) 15:00-18:00  開場(14:30) 会場:青山学院大学本多記念国際会議場 (青山キャンパス第17号館6階) ​ 第1部  SCAPEWORKS から『円山町に生きる 料亭三長』へ 対談者:伊藤 毅 (東京大学名誉教授・青山学院大学客員教授 / 都市建築史) ​ 第2部  『触発するサウンドスケープ―<聴くこと>からはじまる文化の再生』 対談者:結城正美 (

『思想』2024年2月号に、本フォーラムメンバー結城正美氏の論考「技術圏のレシプロシティーー土地をめぐる環境人文学的考察」が掲載されました。

「レシプロシティ」をキーワードに、人間と土地の関係の語り直しを考察した論考です。後半では明治神宮外苑再開発問題に焦点をあて、「人間も人間ならざるものも「都市という種」も含む土地のレシプロシティ」に斬り込んでいます。

bottom of page