Online Talk#1: “Waste and Prayer”

17 April 2021, 10-11AM JST

Speaker: YUKI Masami (Professor, literature and environment, AGU)



With Kevin Lynch’s comprehensive and cross-disciplinary study of waste as a theoretical navigator, this talk will discuss discourses of nuclear waste, analyzing conflicts and potential negotiations between reason and affect on the issue. I will particularly focus on the implication of prayer, a wishful act and emotion, in relation to nuclear waste issues and examine the value-shifting potential of prayer which, I will argue, is suggested in Svetlana Alexievich’s Chernobyl Prayer (Russian original in 1997) and architect Miyamoto Katsuhiro’s exhibition Fukushima No.1 Nuclear Power Plant Shrine (2012).

 

「廃棄と祈り」/結城正美(青山学院大学文学部英米文学科・教授) 「廃棄は存在には欠かせない要素である」というケヴィン・リンチの言葉を水先案内として、本報告では、廃棄物のなかでも最も危険とされる放射性廃棄物をめぐる言説を考察する。実際には廃棄は存在に不可欠だと認識されるどころか蔑視ないし忌避されているが、リンチによれば、こうした廃棄に対するネガティブな見方の根底には清浄/不浄の二元論的思考がある。清浄と不浄の入り混じった両義的な意味空間は人を解放し、それによって新たな態度、思考、価値観を創出しうる。しかし、二元論的思考のもとで理性が情動を抑圧している限り、そうした新たな価値創出は見込めない。そのようなリンチの議論を踏まえると、放射性廃棄物やその主な出所である原発に関する問題は理性だけで片付くものではなく、情動を考慮してはじめて適切に対応することが可能になると考えられる。本報告では、スベトラーナ・アレクシエービッチ『チェルノブイリの祈り』(ロシア語原文1997年)と建築家・宮本佳明の作品「福島第一原発神社」(2012年)を主な分析対象とし、〈祈り〉という情動ならびにその文学的・芸術的表現が放射性廃棄物の処分という喫緊の問題に示唆する地平を検討する。


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Saturday, 16 July 2022, 10-11 AM JST Speaker: OHKOJIMA Maki (Artist) 私はアーティストとしてこれまで様々な場所に赴き、それぞれの土地に滞在し、制作を行ってきました。その際、私が大事にしているひとつのイメージがあります。それは「風土を喰らう」というものです。 「風土を喰らう」とは、その土地で採れた野菜を食べること、肉を食べることに