top of page

Online Talk#17: Philosophy of Decomposition

Saturday, 28 January 2023, 10-11AM JST

Speaker: Fujihara Tatsushi (Associate Professor, Kyoto University )

     藤原辰史(京都大学 人文科学研究所 准教授)

 

「分解の哲学」

生態学の概念である「分解」は、いきものの死骸やいきものから剥がれ落ちたものを食べて出すことで、最終的に二酸化炭素、無機栄養塩、水にまで還元するプロセスのことである。これを担ういきものを「分解者」と呼ぶ。この発表では、「分解」という概念を、自然、精神、社会をつなぐ結節点と位置付け、この概念を通じて、文理に加え芸術を加えた総合的知のありかたを考えていきたい。

Recent Posts

See All

「環境問題を考える手がかりは文学にある。ソロー、石牟礼道子、梨木香歩、アレクシエーヴィチ、カズオ・イシグロらの作品に、環境をめぐる文学研究=エコクリティシズムの手法で分け入ろう。人間に宿る野性、都市と絡みあう自然、惑星を隅々まで学習するAI──地球と向き合う想像力を掘り起こし、未来を切り開く実践の書。」 ​ 詳しくはこちら https://www.iwanami.co.jp/book/b63151

「故郷の池の精霊たち:カワウソ、オオカミ、そして…」 Saturday, 13 May 2023, 10-11:30 AM JST TORIGOE Keiko (Professor, Soundscape Studies and Design, AGU) 故郷の池(武蔵野三大湧水池のひとつである善福寺池)とその周辺の土地に棲まう精霊たちとの出会いや再会についての報告。報告者は先ず、専門とするサウン

「ともに生きるための文学史へ―― 石牟礼道子、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、森崎和江、柳美里……「聞き書き」の政治学がここにある。人びとの身体が放つ声とことばに耳を澄ませ、人文学のあり方を再発明する。」 ​ 詳しくはこちら http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3825

bottom of page