R. Murray Schafer氏のご逝去によせて
サウンドスケープの概念の提唱者、R.M.シェーファー氏が、8月14日に逝去されました。
日本でも、以下の報道がありました:
マリー・シェーファーさん死去 サウンドスケープを提唱:朝日新聞デジタル (asahi.com)
シェーファーさんは数年前から体調を崩し、自宅で療養されていましたが、今月に入ってから、カナダの友人たちから危篤の連絡が入っていました。
心の準備はしていたのですが… 残念でなりません。
音楽概念を人工から自然の音にまで拡げ、宇宙や世界を聴き取りながら、私たちは何をすべきかを問いかけた彼のメッセージを、今いかに展開し、後世に繋げていけるのか、改めて考ずにはいられません。
そうした活動の一環として、日本サウンドスケープ協会では新たに「顕彰事業」を開始し、9/4にはその第1回目の授賞式と記念シンポジウムをオンライン開催します。
申し込みのフォームが以下のサイトの最後にありますので、お時間のあるかたは是非、ご参加ください!
第1回日本サウンドスケープ協会賞・授賞式及び記念シンポジウム
鳥越けい子(青山学院大学総合文化政策学部・教授)